Schumacher Mi9のセパレートアッパーデッキ3種類を様々なコースで使ってみた印象
Mi9のアッパーデッキは色々な種類があるので、最近は楽しそうなので購入してしばらく遊んでましたが、なんとなくこんな感じかな?と思ってきたので自身の備忘録で残しておきます。
写真の上から硬い順に、
①MR33カーボン
②純正カーボン
③純正FRPみたいなやつ
②の純正カーボンを基準として、そこから比較した印象になります。
メインシャーシは純正カーボンです。
すべてが同一条件で比較できてはいませんが、比較したサーキットは以下の通り。
ロックウェーブ(カーペット、凹凸少、グリップ良、低速)①③
・けやきサーキット(アスファルト荒目、凹凸大、グリップ悪、中速)①②③
・藤岡サーキット(アスファルト中目、凹凸少、グリップ中、中速)①②③
・IFS(アスファルト細目、凹凸無、グリップ良、高速)①③
結果
①MR33
ハイグリップ高速コース向き
【メリット】
②や③ではシャーシが横Gに耐えられず踏ん張りが効かずにヨレてしまったり、タイヤへの掛かりが甘くキビキビ感が無い時に有効
【デメリット】
路面やタイヤがグリップしない時またはギャップで路面追従が悪い時は曲がらなかったりリヤがすっぽ抜けたりする。
②純正カーボン
オールマイティー、基準
【メリット】
固すぎず柔らかすぎず、どんな路面やコースでも対応可能。
やや柔らか目寄りなので、剛性が少し足りないと感じた時やキビキビ感、ステア特性を変更したい時はモーターマウントに固定する穴位置で微調整が可能。
【デメリット】
特になし
③純正FRPみたいなやつ
中低速コースもしくはグリップが悪いタイヤや路面、カーペット向き
【メリット】
フロントが柔らかくなるので低速の小さいコーナーで曲がりやすい。
タイヤに掛かる荷重の速さが穏やかになるので、カーペット路面との相性が良い。
また、アスファルトのローグリップ路面でグリップ感を掴みやすく、すっぽ抜けにくい。
ステア初期反応が穏やかで運転しやすい。
【デメリット】
フロントが柔らかいので、高速コーナーではシャーシがロールしきってしまい踏ん張りが効かずにアンダーステアを感じる。
キビキビ感は無くなり、全体的にモッサリな動きになる。
※これらは運転しやすいとも捉えられる。
合わせてアッパーデッキのモーターマウント固定位置の比較もしてみました。
これはどのアッパーデッキにも共通するのかなと思ってます。
【フロントデッキ固定】
前にすると固くなるので初期が出るがコーナー後半アンダーステア寄りになる。
後ろは柔らかくなるので初期がマイルドになるが車速が落ちてくると曲がる傾向になる。
【リヤデッキ固定】
後ろにすると固くなるのでリヤ旋回は出しやすいがオーバーステア寄りですっぽ抜けやすくなる。
前にすると柔らかくなるので粘りは出てアンダーステア寄りになるが、場合によってはヨレる時もある。
個人的にはフロントデッキの固定位置でステア特性を微調整することがよくあります。
ほかにはモーターマウントとメインシャーシの固定ネジの本数でも特性が結構変えられるので、バネやジオメトリーでは得られにくい微調整がたくさんできます。
このあたりがMi9の面白いところですね。
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