雨がパラつく中、BD10 MRを少しセッティングしました

雨が降ったり止んだりのスッキリしない天気でしたが、少しだけセッティングして楽しみました。
まずはフロントサスブロックの幅を3内の44.3mmから1の45.1mmに広げました。
IF14-2の標準的なワークスセットはサスピン間寸法が45.3mmなのでそこに近づけてみます。

IF14-2の取説
BD10の取説
ロールが減り、ステア初期反応が上がりキビキビ動きつつ、コーナリング中もよく曲がってきます。
転がりもよくなりましたが、すり減った中古タイヤでは低速コーナーはアンダーステアになるので、状態の良いタイヤで真価を発揮しそうです。
その場合はダンパー角度を1段寝かすとロールが増えるので少し曲がるようになりますが、キビキビ感は落ちるので、タイヤの状態に合わせる必要を感じました。
次はアッパーアームの長さを変えてみました。
BD10はバルクに2つ穴があり、標準は外穴ですが内穴にしてみます。
片側で約3.5mmほど長くなります。

ちなみにアーム長さですが、事前にIF14-2と色々と寸法を比較しており、バルク側のピロボール間距離がIF14-2よりBD10の外穴は2mm短いので、アームは元々片側1mm長い計算になります。
そこから更に片側3.5mm長くなるので、相当長いですね。

キャンバー変化量をざっくり比べてみました。

短いアーム時の1G車高
フルストローク車高
長いアーム時の1G車高
フルストローク車高
キャンバー変化量は少なくなってました。

まずリヤを長くしてみると、踏ん張り感が向上し、少しアンダーステアになりました。
しかし引っ掛かる印象もあり、ギャップの多いけやきサーキットではコーナリング姿勢がギクシャクします。

次にフロントを長くしてみると、最初にやったサスピン間を広げたような感覚に近い印象になりました。タイヤのショルダーを掛けにいく感じなので曲がりはしますが、ボロいタイヤだと逆にアンダーに感じるかも知れません。

個人的にはけやきサーキットでは、フロントのみ長いアームにするのはアリかなと思いました。

今回のテストはかなり使い込んだタイヤだったので、次回は同じセッティングのまま新品タイヤにするとどうなるのか試してみたいと思います。

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